Ruby 会議 2007 参加レポート (二日目)

おはようございます。今日も Ruby 会議です。

本家で発表内容に対するログが公開されているので、詳細とか話の内容はそちらで確認お願いします。

セッション 壱 / 「お仕事Rubyエンタープライズで使われるRuby / ごとけんさん

rubyワンライナーよく書くんだよねーな話。でも気が付くとターミナルで 3 行とかなっちゃうんだよねーとか。IRC で find|grep について熱かった。結論は「それ全部 ruby で」ってことで。
ワンライナー→コマンド→CGI」みたいなことをやっているのが現状で、製品にできたりしたらいいなーな話。ごもっとも。要求がすでにあるんだからやっちゃえばいいじゃんくらいの感じかな、とか、まー、そんなこたないよね。
やっぱり、できる人はどこでも仕事が増え続けるの法則なんだなーともおもた。

セッション 壱 / JRuby on Railsエンタープライズ Ruby / 高井 直人

まとめると、

  • JRuby on Rails するのはまだパフォーマンス的にきついかなー
  • でも java のこれまでの資産を ruby で使えるのはやはりいい
  • JRuby いいところまできてるよ JRuby

ってことで。
プレゼン自体はのらりくらりな感じが面白かったです。

セッション 壱 / OpenWFEru, a Ruby workflow engine / John Mettraux

英語が早くて全然聞こえませんでした><
ごめんなさい

ぱっと見、java で作り続けててもよかったんじゃなーい?と思ったくらいで。
ruby だから、「こんなに簡単になるよ」ってインパクトはなかったかな。

セッション 壱 / AP4RRuby のための非同期メッセージングライブラリ / 篠原 俊一, 加藤 究

まとめると、

  • まじろう

ってことでw

  • 色はつけましょう。

ってことでw

ぼそっと「gimp が使えませんでした」とか言ってたのがウケた。


っていうのは置いといて。
AP4R で出来ることだとか、実装だとか、気にしてる部分だとかは至極まっとうでいいライブラリな印象を受けました。

ap4r.async_to(...)

とか使いやすそうだねー。

セッション 弐 スポンサーセッション

このセッションについては日本 Ruby 会議 2007 - Log0610-S2でお願いします。

セッション 参 GUI Frameworks / Inside Ruby/Tk / 永井 秀利

もっといいところにばーんとフォーカスしてほしいなーっておもった。

セッション 参 GUI Frameworks / Hello Ruby-GNOME2 World / 武藤 昌夫(むとう まさお)

Windows 上でも十分実用になるぽいことがわかった。

セッション 参 GUI Frameworks / VisualuRuby計画(仮称)によるWindowsでのGUI開発 / nyasu

もっと前向きにやってほしかったなー。(えらそーに
ってか、まー win32api はもう捨てられること確定だし、モチベーションはないよなー。

あれだ。FormDesigner にぐぐぐっとフォーカスすればいいプレゼンになったんじゃないか、とか思う。

セッション 参 GUI Frameworks / RubyCocoa - RubyによるMac OS Xソフトウェア開発 / 藤本 尚邦

これはデモがすごかった。
ってか開始と同時にカタカタirbでコード書き始めたときはウケた。
でもそのコードから出てきたデモがすごすぎて、ものすごい盛り上がり方だった。

セッション 肆 ビジュアル系 / モテる RubyRuby で画像編集のあの手この手 / 舘野 祐一

RMagic すげーって感じ。デフォルトのエフェクトの機能がかなりすごい。
そして、
これじゃーもてないかもなーw
(とか言って

セッション 肆 ビジュアル系 / Ruby/SDLとその周辺 / 大林 一平(ohai), 原 悠(yhara)

SDL そのものはよくわかんないんですが、「スターターキット重要」は納得。
刷り込みともいう。

セッション 肆 ビジュアル系 / rcairo / 須藤 功平

プレゼンのテクニックというか rcairo で実装された拡大鏡とかめちゃくちゃすごい。


セッション 肆 ビジュアル系 / 私はいかにRubyでメディア・アート作品をつくり、しかも一円も損をしなかったか / えと こういちろう

デモがすごいなーってかんじ?

セッション 伍 基調講演 / Dave Thomas

Ruby を愛している」

今回の Ruby 会議 2007 のテーマ(?)である「愛」にふさわしい基調講演のテーマ。
Ruby を Dave の 13 才の息子になぞらえて、「今 Ruby は思春期なんだ」とか。「最近は(JRubyIronRuby とかを引き合いに出して)デートを重ねているようだ」と。親の目線から。面白い。

これからの Ruby について、「重要な局面」だと考えているようだった。今回の Ruby 会議全体のテーマとしても Ruby が重要な局面にあるね、っていう論調はあったように思う。きっと「JRuby が速い」的な憶測というか情報というかが少し前に錯綜していたことによって、「Enterprise Ruby」が現実味を帯びてきた的な気分になっちゃってるとかだろうとおもう。そして、このあたりは「もう少し時間が必要だね」っていうのが Ruby 会議 2007 を終えてのみんなの感覚なんじゃないか、とも思う。

また、この「重要な局面」というテーマに関しては、Q/Aで吉岡さんがすごくいいことを言っていて、「私はLinuxが同じような局面にあったと考えていて、Rubyが今その状況。(Linuxがうまくいったように)私はとても楽観的なんだよ」って言ってて、なるほどーと思いつつも、Dave が言っていたように「Matz != Linus」だからそうたやすくはないかもしれないっていうのもそのとおりだと思う。
この辺は難しいというか、単に考えてても答えなんて出なくて Dave が言ってたように「そろそろ準備体操しようかー」的な感覚が必要な時期にさしかかっているのかもしれない。っていうかその時期なんだろう。

Ruby 会議 2007 の個人的なまとめ

個人的な感想というかまとめとしては、「Love Ruby」は昔も今も変わらないけど、Ruby の周りの環境に対して「ちょっとむずかゆいなー」っていう感じを持っている。でも同時に「rails すげー!」とかも思ったりする。
まーあれですよ。マイナーな歌手とかがメジャーになっちゃって若干熱が冷めちゃう的なやつなんじゃないかなーって思います。ただ、歌手とちがって「Ruby の代替はない」っていうのが自分の感覚かな。

いじょー、レポートでしたー。